三菱電機は、販売管理や生産管理、経理などの業務システムを1台のサーバーで統合・管理する基幹業務サーバー「Entrance(エントランス)シリーズ」の最上位機として、仮想化技術の採用とSOA(Service
Oriented Architecture=サービス指向アーキテクチャー)基盤の標準搭載により、業務システム全体の連携を強化した「Entrance DS2000V」を開発し受注を開始した。
この製品の製造・販売・保守は、三菱電機インフォメーションテクノロジーが担当している。
同機は、OSに基幹業務OS DP-UX等を採用したほか、ハードウェア構成はデュアルコアインテルXeonプロセッサー3GHzを2CPU搭載し、標準メモリー2GB、ストレージ1台(最大3.5TB〈テラ(兆)・バイト〉)で、税込み価格は2億1,000万円〜。同社は、Entranceシリーズ全体で年間1,500台の販売を計画している。
企業における情報システムは、重要度が日々増大しており、販売管理や生産管理、経理などの既存システムに蓄積されたアプリケーション資産(オフィスサーバー資産)を活かしながら、システムの規模拡大や新たな機能の追加などへの対応が求められている。
同社は、顧客が永年にわたり蓄積したオフィスサーバー資産を継承可能な同社独自OS「DP-UX」を搭載した基幹業務サーバー「Entranceシリーズ」に、今回、マルチコア・仮想化技術を適用して、拠点に分散するサーバーの統合や端末台数の増加にも対応できるシリーズ最上位機を発売した。
新製品の主な特長は、次の通り。
- 仮想化技術採用により、接続可能端末数を2倍に拡大
従来は、受注エントリーなどの業務量が増加すると端末での応答が遅くなることがあった。今回、同社独自OSをサーバー上で複数並列に動作させる仮想化技術を初めて採用し、業務量や端末数の増加による応答速度の劣化を抑制した。
端末台数は、従来機「Entrance DS880r」との比較で、2倍の2,560台まで接続可能である。アプリケーションが動作するユニットは、主系と従系の2台を標準装備して二重化し、平常時は並列運転で高速処理を行い、一方の系が故障した場合には縮退運転により業務を継続する。
- SOAへの対応により、システム変更時の作業負荷軽減
従来は、システムを追加・変更する際、連携するシステムを再構築する必要があった。
今回、サービス指向アーキテクチャー(SOA)に対応した、データ交換、データ分析、レポーティングなどのソフトウェアを標準装備したほか、既存システムで稼働中のプログレスII(簡易言語)アプリケーションをSOA化する機能の搭載により、業務システム全体の連携を容易にし、システムの追加・変更時の作業負荷を軽減する。
- 専用ポータル機能により、優れた運用性
最初にログインする時にユーザー認証するだけで、ポータル内のアプリケーションやデータにアクセスできる専用ポータル機能を搭載。ブラウザーベースでエンドユーザーからシステム管理者まで、効率良く運用・管理できる。
また、システム全体のログを収集・分析する機能も標準装備しており、企業のIT統制を支援することができる。
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